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宿命(先天運)を嘆くより、未来(後天運)を切り開け!

 人間っていうのは生まれた時点で、ある程度の運命は決められています。俗に言う、先天運というものです。言葉を直訳すると、先に天から頂いた運ということになります。生まれた環境は既に与えられたものですから変えることはできません。同じように性格もその人固有のものが与えられていますので、そう簡単には変えることができません。

 親の虐待にあって苦しみながら生きている人や、小さい頃から働かなければ食べていけないような貧しい家庭で生まれている人もいます。生まれた環境が悲惨なものであれば、人生を変えるきっかけすら見つからずに、一生苦労して過ごす人もいるかもしれません。

 もし人生というものが一度きりなのであれば、スタートラインは皆同じであるべきです。しかし、現実に与えられる環境には天と地の開きがある場合も多いです。全ての物事には必ず意味があり、偶然などという類のものはありません。前世での考えや行いが全て、皆さんの生まれた環境や性格や容姿などを決定づけています。

 宿命というのはどんなに頑張っても変えることができないものですから、容姿や性格や親に対して不満を言っているのは、時間の無駄になります。変えられないものを、必死で変えようとして無駄な労力を使っている人がこの世の中にはいっぱいいます。

 あなただけの固有のルール(容姿や性格や環境など)は決められているのですから、そのルールの中でいかに幸せを見つけ出すのかがとても大切です。

 後天運というのは、生きている間(後)に天から頂く運のことです。一番大事なのは言うまでもなく、先天運よりも後天運です。世に出る成功者のほとんどは、先天運に恵まれている人がとても多いです。「羨ましいな〜」とか、「ああやって遊んでいられるのも、どうせ親のおかけだろ!」と妬んだりしてしまいがちです。しかし前世で積んだ徳のおかけなので、妬んでもしょうがない事です。

 後天運を切り開く前に、容姿や性格や親などの与えられたもの(先天運)を受け入れる心構えはとても大事です。そこからがスタートの第一歩になるかもしれません。

 先天運の元となっているのは、あなたの思考そのものです。ですから未来を切り開くには、考え方を変えていかなくてはなりません。

 あなたが今のままでいる限り、「宿命」というレールに沿って一生を過ごす事になるかもしれません。舵(思考)を変えることができれば、行き着く先(運命)も変えられるはずです。


占いに頼っても、後天運は良くならない 

 世の中には、自分の未来を占ってもらうものが数多くあります。特に多いのが生年月日を元に判断するものです。生年月日などは、既に決められているものなので、その人の宿命(先天運)を占うことになります。その為、ある程度経験を積んだ占い師に見てもらえれば、誰にみてもらっても結果はほとんど大差がありません。

 占いというのは、意外と当たるケースが多いものです。それはその人の考え方が生年月日などに反映されてしまうからです。

 ですから、占い師に「我慢して今の仕事を続けた方がいい」と言われるのも、その人の考えが「何をやっても不平・不満を言う」ものであれば、職場を転々とするよりも一箇所に落ち着いている方がその人の為になるからです。「結局は何処に行っても同じですよ」という意味にもとれます。

 「今の仕事を続けた方が幸せなのか?」それとも「転職した方が幸せになれるのか?」と、占いに活路を見出そうとすること自体、運が悪いとも言えます。何故なら、結果を非常に気にしていて、マイナスを避けようとする不安心理が大きく働いているからです。人間ですから、幸せになれる道を進みたいと思うのは、とても自然なことかもしれません。

 一番大事なのは、結果ではなくて、「自分はどうしたいのか?」ということだと思います。「どちらが幸せになれるのか?」という道を他人に選択してもらっても、それは自分の明確な望みや意思などを放棄していることにもなります。

 自分の一番望んでいる道を選択することが大切です。

 もし失敗したら?

 この不安が、自分の将来を占い師にゆだねてしまっている原因になっています。失敗したとしても、そこから乗り越える術を学ぶことの方が大事です。

 プラスの道さえ選択すれば、幸せになれるとは限りません。人生はむしろその逆の事の方が多いです。人は誰でも幸せ(プラス)に見える道を選択し続けます。もしプラスの道だけを選択して幸せになれるのなら、日本国民すべてが幸せになっているはずです。

 占い師のアドバイスが、皆さんの考え方を変えるきっかけになるのであれば、占いを利用するのも悪い事ではありません。自分の未来を変えられるのは、「自らの思考」だと肝に銘じておくといいです。


占いが当たったとしても、幸せが永遠に続くとは限らない 

 占い師さんが「転職した方が幸せになれますよ」と言ったので、あなたは思い切って仕事を辞めたとします。実際、転職した先は人間関係にも恵まれ、仕事も自分が希望していたものでした。「占い師さんの言った通りだ!」と喜んで幸せに浸っていられるのも、つかの間の出来事になるかもしれません。

 転職して変化したのは、職場という周りの環境だけであって、「あなたの心」は以前と何も変わっていません。自分の心と不釣合いな場を与えられた場合、必ず環境は「あなたの心」に似通ってきます。

 例えば黒と白の絵の具を混ぜ合わせた場合、灰色になります。仮にあなたが黒だった場合、職場の環境(白)と合わさった時に、職場の環境は必ず灰色になります。「あの人がいるだけで、職場の雰囲気が重い」という経験をされている方も多いと思います。

 また、その逆もあり得ます。周りの環境がプラス(仮に白とします)の場合、あなたの心がマイナス(黒)からプラス(白)に近づき、徐々にマイナスが薄れてくこともあります。周りの環境によって、あなたは幸せになることができました。

 しかし・・・。あなたの心が常にプラスを求めている状態には何ら変わりはありません。占い師に頼って将来を見てもらうのも、幸せ(プラス)を強く望んでいるからこそです。ということは、転職したとしてもあなたは常に「職場でプラスを追い求めている」状態です。この心理状態が続いている以上、職場でのマイナスの出来事に必ず目がいってしまうようになります。

 「・・・どうしてこの人は嫌味を言うのだろう」、「何で俺がこんな仕事を?」といった、小さな事にも心が動かされてしまいます。

 また、恵まれた環境(プラス)を与えられた時点で、あなたが喜ぶ(プラス)感情に長い時間浸っていることになると、必ず運は去っていってしまいます。どんなに恵まれた環境(プラス)を与えられようとも、謙虚さを持ち合わせていない人が幸福を手に入れた場合、それは幻となりいつかは失う運命にあるかもしれません。

 仕事にしても、恋愛にしても、人間関係にしても、日々自分自身を高めていくことはとても大事です。自分を成長させることによって、与えられる環境も自ずと高められていきます。

 自分を高めていく気持ちのある人は、与えられた環境にあぐらをかくことは決してないでしょう。また謙虚さを持ち合わせている人は、どんな環境においても不平不満を言うことは少ないことでしょう。こういう人であれば、占いの予測を考慮に入れて、自分の将来を考えるのも悪くはないかもしれません。


開運グッズに頼っても、運は良くならない 

 不運が続いてしまうと、人はどうしても藁にもすがる思いになってしまいます。そんな時につい、開運グッズなどに手を伸ばしてしまう人も多いかもしれません。私も以前は全くといっていいほど運のない生活を送っていましたが、不思議と開運グッズというものには全く興味がありませんでした。それいけどんどん!とばかりに「頑張れば絶対に望みは叶うはず」というタイプでした。

 「望みが叶わないのは、努力が足りないから」と考え、基本的に目に見えないものは信じないタイプでしたが、今は「運があってこそ、努力は実を結ぶもの」という考えに大きく変化しました。

 開運グッズにも色々あります。金運財布(雑誌の広告などに載っています)や、パワーストーンや、お守りなど、悪い事が起こるとどうしても、他力本願になってしまいがちです。

 開運グッズに頼ってしまうのは、悪い事が重なる理由を単なる偶然と片付けてしまうことが一番の問題になります。悪い事を引き寄せる元となっているものは何なのか?という事を理解しなければ、一生ヘビの財布とお付き合いしなければならなくなるかもしれません。

 また風水などでは、「西に黄色」の物を置くといいと言われています。インテリアとして部屋の中を飾る程度の気持ちであれば良いかもしれません。自分以外のものに過剰に期待してしまうと、残念ながら運は逃げていきます。

 不運が続いた時には、開運グッズを買って他力本願になるのではなく、「どうして悪いことが続いたのか?」ということを自分なりに考えてみるべきです。不幸が続くということは、全くの偶然ではなく必然的に起こっていることだからです。

 例えばある日、あなたはAさんに嫌がらせされました。
 しかし、その前日にあなたがAさんの悪口を言っていたとしたら?
 悪い事が起こる原因は明白ですね。

 例えば、あなたはギャンブルで全財産を失ったとします。
 しかし、欲に目がくらんだあなたが「簡単に1000万儲かりますよ!」という宣伝文句に踊らされていたとしたら?
 「お金が欲しい!」という強い欲望や、「苦労なんかしたくない!」という気持ちなどが原因であると考えられます。

 また原因がもっと根深いものがあるのも、事実です。今のあなたの思考(後天運)だけではなく、宿命(先天運)が影響している場合もあります。不運が続いてしまうと、その原因を「自らの思考」ではなく、運命のせいだとあきらめしまう人もいるかもしれません。

 しかし、運命のせいにしてしまえば、部屋の中はいつの間にか黄色一色になっているかもしれません。


愚者は運命に従い、賢者は”運命を利用する” 

 私も占いに凝っていた時期がありました。32歳頃に失業、病苦、失恋など度重なる不運が訪れたからです。そんな時、ある有名な占い師が書いた本につい目を奪われてしまいました。その本によれば、ちょうどその頃が一番運の悪い時期だったようです。

 本に書かれているように、運の良い時期に行動を起こし、運の悪い時期にジッとしていれば、悪い事は起こらずに良い事ばかりが身の回りに起こるだろうと私は思いました。そんな事もあってか、運の悪い時期に仕事を見つけてもろくな事がないと思い、しばらくは株の研究に専念することにしました。

 2年間も仕事をしていなかったので、貯金は底をつき、当然のようにサラ金からお金を借りるような状態になっていました。そのうえ、仕事をしようと面接に行った先々では当たり前のように断られ、だんだん自分が惨めに思えてきました。そして、ある所に就職してから3年ほど経った頃にこの運の仕組みを知ることになったのですが、自分の心が大きく開放されたような気分になりました。

 失業、病苦、失恋、貧乏などの出来事は、
 
運の周期が悪かったわけではない。
 
周りの人や環境が悪かったわけではない。

 全ての原因が「自分の心」であった事に気づいた時、長年つっかえていた心のモヤモヤがスッーとなくなっていったのを今でも覚えています。

 運命・宿命というものやタイミング(運の良い・悪いの時期)に、ずっと縛られながら生きていたせいか、とても窮屈な気分だったように思います。

 運の仕組みを知った時には、「な〜んだ、悪い事が起こってもプラスに変換できるんだ!!」と、占いに左右されることもなく、タイミングを考えあぐねるということもしなくなりました。

 確かに、人には平等に運の良い時期と悪い時期が訪れます。これは時期が平等なのであって、運の“量”が平等ということではありません。どんなに運の良い人でも必ず運の悪い時期が訪れます。しかし、運の悪い人に比べると底が浅い為に、あまり目立たないだけです。

 逆に運の悪い人は、一気に全てが傾いてしまいます。今にも崩れそうな家に住んでいた(私の過去の人生そのもの)にも関わらず、たまたま風(不運)がなかった為に何事も起こらず平穏に過ごすことができただけです。運の悪い人は既に、物事が崩壊する下地ができていたことになります。

 自分が選んだ道ならば、結果はプラスでもマイナスでも構わないと思います。もちろんプラスになるように、日々努力したりしなければならないのは言うまでもありません。しかし、結果がマイナスであろうと、それをプラスに変換できる術さえ知っていれば、悪い時期が来ようとも、何も怯えることはありません。

 愚者は運命に従い、賢者は“運命を利用する”
 運命を利用することだってできるのです!

 暑い時(プラス)には、服を脱ぎ捨てて(マイナス)涼しくなることができます。

 寒い時(マイナス)にだって、コートを着たり暖房をつけたり(プラス)すれば、暖かさ(自分の願いが叶った状態)を味わうことができるのです。

 ちなみにその有名な占い師が書いた本には、こんな一節が書かれていたように思います。「仮に運の悪い時期であったとしても、そこから逃れる方法がたった一つだけある

 その方法とは、いつもとは全く逆の事をしなさいということです。

 それが何を意味しているかは、もうおわかりでしょう。

 底から這い上がりたければ、運命を利用するがいい!


ナビゲーターだけが、ベストなタイミングを知っている 

 行動を起こす時期というのは、とても大切な事かもしれません。結婚や起業や転職など、人生の大きな転換期となる場合に、タイミングを見計らう気持ちになってしまうのは無理もないかもしれません。

 そんな時に、一番信頼できるのがあなただけのナビゲーター(心)です。不安を抱えて迷っている時には、ジッと動かずに時期が来るのを待つことだと思います。不安を抱えてのスタートは、やはり失敗に終わるケースが多いです。

 「朝はスッキリ起きられる」、「夜はグッスリ眠れる」、「人に何か言われても、イライラしなくなった」、こんな状態になれば物事をスタートさせるチャンスといえるかもしれません。人間、焦りや不安などのマイナス感情を持っていると、不運な出来事を引き寄せやすいです。

 「欲のない時」が一番、自分が望んでいるものを引き寄せる事が多いです。「欲のない時」は「欲しい!」という感情が少ない為に、焦りや不安などのマイナス感情が沸き起こらないからです。心が落ち着いている・・・そんな状態であれば、運の良い時期・悪い時期を見計らって、行動を起こす必要もありません。

 前にも言いましたが、運の悪い人は、今にも崩れそうな家に住んでいるので、強風(不運)が吹いた時には、物事が一気に崩壊し悪いことが重なったように見えます。仮に運の悪い時期というものがなかったにしても、遅かれ早かれ悪い事がたくさん起こるようになります。

 運の良い人は、柱がしっかりしているので、強風が吹いても家がぐらつくことはまずありません。運の良い考えや行動が習慣化しているので、物事の基盤がしっかりしています。

 運の良い人は基本的に精神がいつも落ち着いているので、邪悪なものはあまり引き寄せません。邪念が多い人ほど、やっかいな出来事を引き寄せてしまうようです。

 ですから、「転職するべきか・・・」、「彼と別れるべきか・・・」などと、悩み考えるあぐねるよりも、自分の心に判断を委ねるのがベストとなります。

 「朝起きるのが辛くなった」、「人の言うことにイライラする」、「他人の幸せが妬ましい」、そんな状態の時には、暫く“待つ”ことが大事です。何故なら、最高のもの(自分が望んでいるもの)は、最高の精神状態の時にグッと引き寄せられる事が多いからです。

 自らの心に耳を澄ませば、必ず答えは聞こえてくるはずです。


「カメ」が「ウサギ」になろうとしても、幸せにはなれない 

 「カメ」はのろまでどんくさいかもしれません。皆さんか抱いている「カメ」のイメージも、ゆっくりと堅実に人生を生きていく姿が浮かぶことだと思います。「カメ」に限らず、人それぞれには持って生まれた役割があります。それが宿命と呼ばれるものと関連しています。

 生まれた環境や性格や容姿、考え方などによって、その人の生き方もある程度決められてしまうことが多いです。人が苦しんだり悩んだりするのも、「自分以外のものになる」ことばかりに気をとられているからかもしれません。

 早く走りなさい!と言われた「カメ」は、自分の足の遅さに嘆き、一生を棒に振ってしまうかもしれません。足の速い「ウサギ」を見ては、つい羨ましく思ってしまうかもしれません。

 また、危ないからゆっくり歩きなさい!と言われた「ウサギ」は、走る楽しみを奪われて、人生がつまらないものになってしまうかもしれません。

 人は「自分以外のもの」になろうとして、いつも苦しみを味わうケースがとても多いです。「何をしている時が一番楽しいのか?」、「何処にいる時が一番心は落ち着くのか?」、「どんな時に?どんな場所で?どんな人と?自然な姿でいられるのか?」こんな事を考えている人はあまりいないかもしれません。

 違和感を覚えながらも友人と付き合ったり、苦しみながら仕事をしたり、ソワソワしながら人と話をしたり、あるがままの自分を表現せずに生きている人が多いです。「自分の居場所」を見つけたとき、その人はきっと大きな幸せを手に入れることができるでしょう。

 例えば、お笑い芸人の場合、2枚目の男性よりも面白い顔をした男性の方が圧倒的に多いです。話のネタが面白くて、しかも顔の表情も面白ければ、お客さんの方も全く違和感なく聞くことができます。そんな人が2枚目の俳優になりたい!と、どんなに頑張っても苦労が報われることは一生ないかもしれません。

 これは、「人生をあきらめなさい」と言っているわけではありません。ましてや夢や希望を捨てるということでもありません。

 『どん底からの成功法則』の著者で、堀之内九一郎さんという人がいます。マネーの虎というテレビの番組にも出ていたことがあるのでご存知の人も多いかと思います。(株)生活倉庫というリサイクル業を営んでいる社長さんです。幾度となくビジネスを成功させては、失敗を繰り返してきました。

 やがてホームレスになった彼は、ガラクタなどを集めて生計を立て、そして“そこに喜びを見出した”のです。彼は「水を得た魚のよう」に、リサイクル業を始めて年商100億以上の会社にまで成長させました。

 自分の居場所を見つけた時、人は周りの騒音にも耳を貸すこともなく、やりたい事に専念できる下地が出来上がります。ストレスとは無縁の状態に近いので、幸せや成功は自然と向こうからやってくるものです。


足が立ち止まった時、そこには宝物が隠されている 

 人は皆、苦労する為に生まれてきたわけではありません。また、苦労を望んで生きている人は誰もいないことでしょう。「水を得た魚」のように、自分の居場所を見つけるにはどうしたら良いのでしょうか?

 それを見つけるチャンスは何度もあなたに与えられているはずです。失恋した、仕事を失った、会社で嫌味を言われた、借金ができてしまった・・・など、人なら誰しも、一度は大きな悲しみに暮れたことがあると思います。

 不幸な出来事が起こるのは、「自分の居場所」が間違っている場合が多いです。不幸な出来事が起こる前というのは、既に「居心地の悪い状態」だったはずです。ただ何事もなく惰性で時間が過ぎ去っていただけなのかもしれません。

 毎日不平・不満を言ってれば、「かなり居心地の悪い状態」になります。これは「誰か俺の居場所を教えてくれ〜!」と大きな叫び声をあげているのと同じことです。

 プラス思考して自分の望みを叶えるというのは、「自分の居場所」を見つけるということにもなります。あなたにフィットした場所が必ずあるはずです。しかし、ほとんどの人は、マイナスの出来事があると、落ち込んだり悔しがったりして、周りの景色に目を向けることはほとんどありません。

 「宝の山はここですよ」って、教えてくれています。
罰として、試練を与える・・・のではなく。
宝物があるからこそ、試練を与える・・・のです。

 この世の中にはありとあらゆる環境が用意されています。凍えるような寒さで暮らさなければならない所もあれば、いつもポカポカの陽気で暮らせる所もあります。寒さの弱い人にとって、雪国はマイナス以外の何者でもないかもしれません。陸揚げされた魚のように、いずれは人生の楽しみを知ることなく死を迎えることになるかもしれません。

 海がダメなら、山があります。
 
高い所が苦手なら、低い所があります。
 
寒い所がダメなら、暖かい所もあります。
 
朝が苦手なら、夜働く所もあります。
 
豚肉がダメなら、牛肉や鶏肉があります。
 
・・・・・。

 あなたは、山が嫌いなのに、山で住んでいるから苦しむのです。この世にはあなたが望んでいる世界が必ず存在しています。玄関のドアを開けて、旅に出ればいいのです。

 ただそれだけのことです。

 あなただけにしか味わえない、幸せな空間が必ずあります。1ヶ月旅をしなければならないかもしれません。いや、1年以上旅を続けなければならないかもしれません。

 しかし、残りの30年、50年という長い人生を、「心安らかになれる場所」で生きていくことができるのであれば、その旅は決して長いものでも苦しいものでもないはずです。

 人には皆、幸せになれる世界が用意されています。むやみやたらにスコップで土を掘り起こしても、あなただけのダイヤモンドを見つけることは奇跡に近いことかもしれません。

 しかし、ダイヤモンドが近くにあることを知らせてくれる絶好のチャンスは・・・。

 あなたの「足が立ち止まった時(マイナスの出来事)」なのです。


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